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リサーチャー
【人材業界専門エージェント】株式会社インプレッション
こんにちは。リサーチャーのツッキーです。
8月、立秋が過ぎても猛暑が続きますね。今年は秋が来るのでしょうか…
さて、今回はビジネスシーンにおいても度々取り上げられるようになってきた「傾聴」、
そして「受容」と「共感」を通して職務経歴書を読むことについて、少し書いてみたいと思います。
傾聴とは?
もともとはカウンセリングの場で使われる言葉です。
カウンセリングにおいて、相手の話に関心を持ち、
善悪や好き嫌いなどの判断をせずに共感を示すことで、
相手の感情や欲求、深層心理に潜む要望などを引き出すスキルを指します。
アメリカの臨床心理学者カール・ロジャーズが掲げた傾聴における3原則は下記の通りです。
共感的理解…利き手の価値観や考え方、経験などは一切排除して相手の話を聴く
無条件の肯定…相手を評価することなく、ありのまま受け入れて話を聴く
自己一致…話を聴く中で生じる自分の感情も、同じようにそのまま受け入れる
そしてこれは、ただ黙って話を聞いていれば良いということではありません。
そこに相手への共感、相槌、適切な質問を返すことが重要になります。
反応が得られない一方通行の会話ほど、相手にとって苦痛なことはありませんので…
「受容」、「共感」とは?
受容とは相手の言葉や態度、考え方、感情などを一切否定せずに、ありのままの状態で受け入れる
聴き手側の心構えになります。
否定しないことと同じくらい、肯定もしないということがポイントです。
共感とは、相手の立場に寄り添い、
相手が感じた感情を言語化して気持ちに寄り添う言葉を伝えることです。
「感情応答」とも言いますが、それによって相手は、自分の気持ちが理解してもらえたという安心感、
ちゃんと話を聴いてもらえているという信頼感を感じられるようになります。
ちなみに感情応答、実際にしてみようとすると、けっこう難しいことに気付かれると思います!
ビジネスシーンにおける傾聴のメッリットとは
ビジネスをより円滑に進めるスキルとして、社員に対し傾聴力を求める企業は増えています。
これは相手の伝えたいこと、考えていること、
表面上では分からないニーズや要望を深く理解することで、
より的確な提案や営業活動ができるなど、ビジネスチャンスにつながると考えられているからです。
また、話をしっかり聴ける方は、自ずと信頼されやすいとも言われています。
そのため社内外を問わず、人間関係が円滑となり、より良い就業環境が醸成されやすくなります。
リサーチャーとして職務経歴書を傾聴する
実際にお話するカウンセリングと違って、職務経歴書は話してはくれません。
身振り手振り、表情や目の動きから感じ取ることもできません。
でも、そこに書かれている業務内容、経験、転職を考える理由、希望、そうした文章には登録者の方、
一人ひとりの個性やお人柄が現れています。
リサーチャーとしてスカウトメールを送信するにあたり、できるだけ書いた方の温度感、
この仕事は楽しかった、この業務は辛かった、この仕事に自信を持っている、こんな不安を感じている‥
そうした表面上には出てこない、
だけど記載しながら抱えていたであろう感情を少しでも汲み取れるように、
皆様の職務経歴書を読み込んでいます。
質問力について
最近、傾聴のトレーニングとして、質問力に興味を持っています。
相手の気持ちや話を、より深堀りしていく為には適切な質問を投げかけることが重要ですが、
ほんの少しの言葉の使い方の違いで、相手からの反応が全く異なってくるのだそうです。
特に事実質問というスキルによって、メタ認知能力も鍛えられるということなので、
これから取り組んでみようと思っています。
何か良いトレーニング方法、オススメの書籍などありましたら、また共有させていただきます!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。では、良い1日を〜♪
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