人材業界のM&Aについて考えてみた

この記事の担当者


木村 正宏

【人材業界専門エージェント】株式会社インプレッション
代表取締役 人材業界(派遣・紹介)歴32年


人材業界のM&Aとは

人材派遣会社、人材紹介会社、HRテクノロジー関連等、人材業界のM&Aは最近ますます加速しているように思います。

当社は人材会社の社長さまや幹部の皆様とのお付き合いが多い事からM&Aのご相談を頂くことも多く、お手伝いをさせて頂くこともあります。
ご相談の多くは譲り受けたい(買収)のご相談ですが、年に数件、譲渡のご相談も頂きます。

昨今、人材業界に限らず、M&Aは盛んに行われています。
最近は特にマッチングサイトを通じて小規模な案件のM&Aマーケットが拡大しているようです。

今回は、人材業界のM&Aのあり方について考えてみたいと思います。

 

人材業界のM&Aの実際

M&Aというと、A社がB社を買収する、のようなイメージが強いと思います。
実際に当社にご相談頂く内容はもう少し具体的です。

 

買い手企業さまからのご相談内容

  1. 売りたい会社があれば買いたい
    100%買収のことを指していると思われます。
  2. 事業譲渡、営業権譲渡でもOK
    人材事業だけを切り離しての事業譲受もOK、当社がご支援させて頂くケースはこのパターンが多いです。
  3. 出資OK
    相手先企業に出資(増資)することで買収企業のグループ会社として一緒に事業を発展させていきましょうというパターン。
  4. 赤字会社でも検討可能
    投資に失敗したとか、何かの原因で事業が伸び悩んでいる等、その理由にもよりますが、再生可能と判断されれば、検討したいとおっしゃる会社もあります。
  5. 派遣(紹介)の許可だけあればOK
    新規で人材派遣事業を始めたい会社、人材紹介を立ち上げたい個人 から「許可付の会社を買いたい」と言うご相談も多いです。
  6. 事業が伸び悩んでいる会社もOK
    上記の4と似ていますが、事業の再構築フェーズの会社でも前向きに検討したい という会社もたくさんあります。

ざっとあげてみてもこれくらいのバリエーションがあります。

 

そして実際に買収側としてM&Aを実行されたことのある会社に対しては、
「どのようなご縁、きっかけでM&Aの話が進んだのか」を聞かせて頂くと、

  1. M&A仲介会社の紹介によるもの
  2. 銀行などの金融機関のご紹介によるもの
  3. 経営者同士が元々知り合い または面識があり、どちらかから相談があった
  4. ビジネスにおける業務提携先だった

等が多いです。

 

M&Aのチャネルを増やす

上記の中で私が注目しているのは3,4のパターンです。

人材派遣会社、人材紹介会社は、同じビジネスモデルでもいろんな文化、社風、考え方の会社があります。何かのプロダクトを商材として販売するのではなく、人材派遣サービスというソフトなサービスを提供するので、M&Aした後の社風や企業文化の融合がとても大切だと感じます。

M&Aでガッツリ合流する前に、相性はどうかと言ったような、お付き合い期間があっても良いと思います。

上記3のケースであれば、経営者同士がお互いの会社のこともある程度理解しているでしょうし、上記4のケースであれば業務提携を通じて互いの会社の社風や仕事の進め方など理解できている場合も多いと思います。

その上で、一緒になるかどうかを決断すれば、万が一のM&A後のミスマッチをなくすことにもつながりますし、友好的なM&Aに通じるとても有効な手段だと思うのです。

他にも

  • お互いの社員研修の一環として期間限定で社員を交換する
  • 営業研修等の社員研修を合同で実施する
  • 共同でプロジェクトを立ち上げてみる
  • 案件を任せてみる

なども不可能ではないと思います。

 

このような方法をとることが出来れば、買う会社も譲渡する会社もあらたなビジネスチャンスにつなげていきやすくなるし、一緒になることのメリットの発見にもつながる可能性も出て来ます。

一緒になるのが難しいとなれば、そのまま友好関係を続けるのもいいし、解消しても良いと思います。

 

M&Aの機会創出

M&Aはなかなかご縁が難しいと聞きます。ですのでチャネルは広げておいた方が良いと思います。
そのチャネルの一つとして、社長さまや経営幹部の皆様同士の横のつながりを大切にすることも将来的にはM&Aにつながる可能性が出て来ます。

良く言われることですが、創業社長であっても永遠にその立場に居続けることは不可能です。いくつかの出口の中から選ばないといけません。出口は4つ。

  • 譲渡する(M&A)
  • 上場する
  • 家族や従業員に承継する
  • 廃業する

今はコロナ禍で、人との交流がとても難しい時期ですが、インプレッションでこのような機会創出のための何かお手伝いできることはないかと考えているところです。

・〇〇会社の社長を紹介して欲しい

・〇〇会社とつないで欲しい

等のご要望がございましたら、是非ご相談頂ければと思います。
まずはこういった動きから始めて行きたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事の担当者

木村 正宏

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